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SABISHIKI IKARI

2011.03.15 11:26|家族
私達が住む高知県で、近年起こるだろうと言われている南海大地震。

それが遠い東北の地に起きた。



その日、業者さん廻りをしていた私は

地震が起きた事さえ知らずに車を走らせていた。


何度業者さんやお客様に電話しても繋がらず

なんだか嫌な感じしていたけれど、

主人から連絡があるまではこんな事態になっているとは

思いもしなかった。


「津波が来るかも。工場に連絡して避難してくれ。」


何の揺れも感じなかった私は事態が把握出来なかったが

すぐに弟達に避難の要請をかけた。


工房は高知市の湾入り口。実家もそれに近い。

海抜はほぼゼロメートル地帯の海岸から数メートル。

少し大きな津波でもくれば、入江の構図から言えば壊滅的。


津波注意報が出ていた事もあり、一旦そこからは避難してくれた。


しかしその夜10時頃。

元職場の後輩の送別会に出席していた私は

「大津波警報が出た。一家で避難する。」

と言う弟の電話に驚いた。

「親父は動かん。僕じゃ言っても駄目だから説得してくれ。」

すぐに自宅に電話し、避難してくるとの事で私も急いで帰宅した。


しかし実際は、母と弟一家だけで

父の姿はなかった。


「酒も飲んでいるし、どうせ津波は来ないと言って来ようとしない。

言っても聞かない。」


無性に腹が立った。


代々受け継いだ家を守る。船と一緒に沈む。なら話しはまだ分かる。

つまりは面倒なのだ。楽観視しているのだ。

15年前の未曾有の大水害を経験している父の行動がこれなのか。



幸いにも実家は津波に襲われる事はなかった。

しかし高知市から少し離れた須崎市は2メートル越えの津波で

かなりの被害があった。


あれから父と話しはしていないが、報道をどう感じているのだろうか。

やっぱり津波は来なかっただろうと思っているのだろうか。


職人としての父は尊敬している。

苦労も人一倍してきた。

しかし、今回の判断で被災すれば、その苦労はどう報われるのだろう。

自分自身が納得のいく人生だったと割り切れるのだろうか。

母はどうなるのだろう。

私達子供、そして目に入れても痛くない孫達はどう思うのだろう。



安否不明数万人。

一瞬の判断で生き死にの明暗を分けた。



昨日、地方新聞に載っていた子供の文集が胸をついた。


子供がこう感じているなら

大人が出来ないはずがない。



IMG_d0167.jpg


私に出来る事は少ないけれど、

今日、義援金を振り込みに行こうと思っています。


少しでも多くの人が助かって、

少しでも温かい食べ物を口に出来ますように。

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コメント

No title

 同じく湾の近くにに家があると言う事で
spoon rideさんのお気持ちよくわかります。
本当は私も亡くなった父親が一生懸命に働いて
若くして建てた家(新築したので二回目)だし
思い出もたくさんあるしいろんな思い出の品もある。
小学生の息子が私とケンカした時に書いた落書きも残ってる。
だからこの家は離れたくないですし壊したくないです。
でも命あってのもの。
私が死んだら息子が1人になります。
だから何としても生きなければなりません。
守る「もの」があるのと守る「人」がいるのとでは
命の使い方って違うんだと思います。
まだまだ高知も余震が続いているでしょうね。
青森もさっきも余震がありました。
一日も早くゆっくり眠りたいですね。
被災者の方はそれ以上なのだと思います。
せめて皆さんが一日も早く
離れ離れになったご家族に会えるといいです。
命あっての家族との再会ですから…。

えぐさんへ

本当ですね。
父にも、えぐさんみたいに、何が何でも生きて行くぞの気持ちがあって欲しいです。
自分がいなくなる事で誰かが悲しむなら、その時の面倒だと思う気持ちも振り払う事が出来るのに。
もしも今、父に何かあれば、私がやっている事は半分は無意味な事になってしまいます。それを父はどこまで理解してくれているのでしょうか。
寿命が尽きるまで、家族は一人も欠けてはいけないのです。

明日からまた真冬並みの寒さが戻るようです。
被災地の方々が、薄い毛布一枚で寒さをしのいでいるかと思うと、哀しくてたまりません。
今日も子供達を抱きしめて眠ります。

No title

和歌山の大型ホ-ムセンターで同業者が合板の買占め。

おまけに名前入りのお買い上げありがとうの張り紙。

どっちもどっちで天罰が下るでしょう。

あいた口がふさがりません。情けない話です。

こんな時こそ皆さん、私利私欲に走らないようにまずは被災者の

方たちのために

ひのきくんへ

どこの業界も不況に喘いでいるでしょうが、一時的な欲にまかせて行動を取る事は、結局は自分で自分の首を絞める事になるでしょう。行く末が見えるような気がします。
どんな時でも利益につなげようとする精神は、別の意味ですごいなと思います。私には出来ませんが・・・。

今は自分の生活を変えず、静かに、つつましく、そして一日も被災地の方達が復興できるよう援助していきたいと考えています。義援金の振り込みはしましたが、それだけでは足りません。まだ出来る事を見つけたいと思います。

今何をすべきか・・・。つねにアンテナ張りめぐらしていましょうね!

こころ

spoon rideさん、こんにちは^^

日本人の心の優しさには、素晴らしいものがありますけど
マスコミや企業や政府の対応を見ていますと、戦時中を
連想してしまいます。日本に滞在していた外国人も帰国を
早めています。それだけ放射能汚染が怖いということです
が、18日付けのブログでsallyさんがテレビ報道をUPされて
いてとても参考になりました。お忙しいとは存じますが、
皆さんで見てくださいね。

一人でも多くの人たちの命と健康を守るために、理性的
に温かい心が差し伸べられることを祈っています。
取り急ぎ・・・・ご連絡まで。

はなさかすーさんへ

お返事遅くなりました。

今回の津波は、父の事も含めて教訓になりました。
先日の新聞に、泥にまみれたランドセルが並んだ写真が載りました。
自分の子供に重なり、言葉を失いました。

私達は行政や情報に頼り過ぎて、自分で考える力・判断する力をどんどん失っているように思います。
それが本当に恐ろしい。
愛する人が悲しまないように、自分の命くらいは自分で守って欲しいと、切に願います。
自分の気持ちに整理がつかなくて、ブログも少し離れていますが、sallyさんのブログ見てみます。

すーさんのリフォームも驚くほどの仕上がりになっていますね。
窓の棚板がとても素敵でした。
伸びやかな空間が、きっと子供達を大らかな人格に育てる事でしょうね。
ありがとう。
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プロフィール

spoon ride

Author:spoon ride
いつかはspoonに乗せてもらう事を夢見る無垢家具web shopの小さなオーナーです。

物は少なくても豊かな暮らしを目指して。
子供に受け継いでゆける無垢の家具作りを、父と弟の三人四脚で進退を繰り返し頑張っています。

ご来店はリンク先
★★One story house★★
へどうぞ・・・

**コメント欄への書き込みで不適切な訪問者がいらっしゃる場合はこちらの判断により削除・拒否させて頂きますのでご了承下さいませ**

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